「ニンニク入れますか?」で固まった

二郎系のお店に初めて入ったとき、券売機で食券を買って席に着いた瞬間、店員さんにこう聞かれた。

「ニンニク入れますか?」

……はい? もう聞かれるの? メニュー見てすらいないんですけど。

頭の中が真っ白になって、とりあえず「あ、はい、大丈夫です」って答えたら、なんかそのままスルーされた感じがした。多分あれ、「入れません」に聞こえてたんだと思う。届いたラーメンには案の定ニンニクが入ってなかった。

あとで知ったんだけど、これ「コール」って呼ばれてるちゃんとした注文システムらしい。知らないと本当に、テンパるだけの通過儀礼になる。

コールって結局なに?

二郎系のコールは、要は「トッピングの量を自分で指定できる仕組み」のこと。普通のラーメン屋だと出てきたものがそのまま完成形だけど、二郎系は「盛り方をこっちが選ぶ」のが前提になってる。

主に聞かれる(or 自分から言う)項目はこの4つ。

  • ニンニク:刻みニンニク。入れる/入れないを選ぶ
  • ヤサイ:もやしとキャベツ。量を「普通」か「マシ」「マシマシ」で選べる
  • アブラ:背脂。追加するかどうか
  • カラメ:スープの味の濃さ。醤油ダレを増やして濃くする

わたしが固まったのはこの中の「ニンニク」だけだったけど、本当は全部セットで聞かれることが多いらしい。「ニンニク、ヤサイ、アブラ、カラメどうしますか」って一気に言われたら、そりゃ最初は無理だと思う。

「マシマシ」は麺じゃなくて野菜の量

これ、わたしずっと勘違いしてた。「マシマシ」って麺の量が増えるのかと思ってたんだけど、違った。麺の量は基本的に最初から結構多くて、そこは変わらない。

「マシ」「マシマシ」が指してるのは、主にヤサイ(もやし・キャベツ)の量

  • 普通:デフォルトの量
  • マシ:ちょっと山盛りになる
  • マシマシ:どんぶりから溢れそうになる

つまり「ニンニク、ヤサイマシマシ、アブラカラメで」って言うと、「ニンニク入れて、野菜を溢れる寸前まで盛って、背脂も足して、スープも濃くして」っていう、フルコースの重量級オーダーになる。

初めて聞いたときの感想は、「え、それ全部頼んでいいの?追加料金は?」だった。基本的にコールは無料でできることが多いので、値段は変わらない(お店によるので、心配なら券売機や貼り紙を確認するのが安全)。

それと、この呼び方は店によって微妙に違うこともあるらしい。「アブラ」を「脂」って言われたり、聞かれる順番が違ったり。でも基本の考え方(ニンニク・野菜量・脂・味の濃さを選べる)はだいたい共通みたいなので、最初はそこだけ覚えておけば十分だと思う。

別に、全部頼まなくていい

これが多分、初心者にとって一番大事なところだと思う。

コールって「頼まなきゃいけないもの」じゃなくて、「頼んでもいい選択肢」。聞かれて答えられなかったら「普通で大丈夫です」でいいし、そもそも聞かれなかったら何も言わなくていい。

わたしは未だに「ニンニク以外は普通で」って言うことが多い。別に二郎系のフルコールを完璧にこなさなくても、ちゃんと一杯のラーメンは出てくる。無理して背伸びするより、まず一回、自分のペースで食べてみるのが一番だと思う。

慣れてきたら「ヤサイマシで」くらいから挑戦してみるのがちょうどいい気がしてる。

練習したい人へ

コールの言葉、実際に店員さんの前で言うのは最初ちょっと緊張する。もし雰囲気だけ先に味わいたかったら、うちのサイトに「呪文リズムゲーム」っていう、落ちてくるトッピングをタップするミニゲームがあるので遊んでみてほしい。ニンニク・ヤサイ・アブラ・カラメが実際にどんな感じで並ぶか、なんとなく体で覚えられると思う。

呪文リズムゲームで遊ぶ

今度お店に行くときは、深呼吸してから「ニンニク、ヤサイマシで」くらい、言えるようになりたい。